REGZAの9900シリーズを検討していると、「9900L」と「9900M」という似たようなモデル名に戸惑う方も多いのではないでしょうか。
どちらも高画質・高機能を誇るハイエンドモデルですが、実際には細かな仕様や設計思想に違いがあります。
今回はレグザのREGZAの9900Lと9900Mの違いや、口コミを調査してみました。

- REGZAの9900Lと9900Mを比較
- REGZAの9900Lと9900Mそれぞれおすすめの方の特徴
- REGZAの9900Lと9900Mのクチコミ
REGZAの9900Lと9900Mの違いは?レグザテレビの新旧モデルを比較!
レグザエンジンの違い
共通部分
- 両シリーズともに「レグザエンジン ZRα」を搭載しています。
- 「AI超解像」「HDR復元」「超解像技術」「地デジ/ネット動画の高画質化」といった高画質機能が両モデルに備わっています。
相違部分
- X9900Mでは「PRO」や「ナチュラルフェイストーンPRO」「アニメビューティPRO」など、“PRO”表記の高画質機能が追加・強化されています。
- X9900Mには「ミリ波レーダー」による“視聴者検知/最適化”機能(「レグザセンシング」)が搭載されています。
そのため、視聴位置や環境に応じて映像・音響を調整する能力が強化されています。 - 輝度や熱設計(高冷却インナープレートなど)において、X9900Mは X9900L に比べて性能向上が図られています。例えば「65X9900M と 65X9900L で輝度が約20%向上」
動きの滑らかさの違い
X9900M
X9900M は「ゲームセレクト」モードで、毎秒60コマ(60p)入力時に 毎秒120コマ表示(倍速駆動) を行う仕様が載っており、動きの滑らかさを強化しています。
また、Mモデルにはミリ波レーダーによる映像最適化機能「レグザセンシング」が搭載されています。
視聴環境・視聴位置に応じて映像処理を変えることで、動きのあるシーンでも最適化された描写が可能とされます。
X9900L
X9900L も「レグザエンジン ZRα」を搭載し、倍速駆動対応(“倍速対応”との記載あり)で高画質化技術を備えています。
ただし、具体的に「毎秒120コマ表示」や視聴位置適応機能(レグザセンシング)という記載が Mモデルと比べて明確に少なくなっています。

動きの滑らかさ・環境適応という観点では Mモデルに軍配が上がります。
動き(スポーツ、ゲーム、アクション映像など)を特に重視するなら、X9900M の方が 滑らかさ・最適化機能ともに一歩進んでいると言えます。
ただし、X9900L も非常に高性能なモデルなので、「多少機能を絞って価格優先」という場合には十分な選択肢となります。
音響システムの違い
共通の音響特徴
- X9900L:仕様表に「重低音立体音響システム XHR」「Dolby Atmos 対応」「オーディオキャリブレーション」記載あり。
- X9900M:音響機能の説明ページにも「レグザサウンドリマスター」「VIRイコライザー」「高遮断クロスオーバーフィルター」「ミリ波レーダーによる視聴者位置検知/音質最適化(レグザセンシング)」などが記載されています。
相違部分
- 視聴位置・環境の自動最適化機能(レグザセンシング)
X9900Mでは、ミリ波レーダーが視聴者の位置を検知し、音響を最適化する「レグザセンシング」機能が搭載されています。 - スピーカー構成・音像定位の強化
X9900M の仕様解説では、スピーカー構成は X9900L と同じ“10基/最大90W”ながら、「トップトゥイーターとサイドトゥイーターの音の広がりと音像定位を強化した」という記述があります。 - 高音質補正技術のバージョンアップ
X9900M の高音質機能説明には「レグザサウンドリマスター」「VIRイコライザー」「高遮断クロスオーバーフィルター」などが掲載されており、音質補正の精度が向上しています。
音響性能にこだわるなら、X9900M のほうが“環境・視聴位置”への適応力・スピーカー音場設計・音像定位などで一段上といえます。
ただ、X9900L も高性能スピーカー構成・Dolby Atmos 対応・高音質処理技術を備えており、音の良さを十分に享受できるモデルです。
ゲーム機能の違い
両モデル共通のゲーム対応機能
- HDMI 入力端子を複数装備。4K入力対応など、ゲーム機接続にも配慮されています。
- ゲームモード・低遅延表示等を備え、テレビとしてゲーム利用を想定した機能が含まれています。
X9900M が優れている点
- 「ゲームセレクト」機能:ゲームのジャンル(シューティング、RPGなど)に合わせた画質モードが選択可能。
- 4K/120p 入力・VRR(可変リフレッシュレート)・ALLM(自動低遅延モード)対応。
- 遅延時間が「約0.83 ms」「約2.4 ms」(ゲームモード/特定条件時)というスペックを明記。
X9900L と比較した特徴
X9900Lでも「有機EL瞬速ゲームモード」「4K/120p入力対応」「オートゲームアジャスト」「VRR」などが搭載されています。
ただし、X9900Mのように「ゲームジャンル別モード」や「最大限のゲーム入力・遅延スペック明記」など、やや上位仕様として設計されている点が強調されています。
ゲーム用途を重視するなら、特に「高入力リフレッシュレート(4K/120p)対応」「VRR/ALLM」「ゲームジャンル別モード」といった機能が充実している X9900M の方がより “ゲームに強い”です。
ただし、X9900Lもゲーム機能として十分強化されており、一般的なゲーム用途でコストを抑えたいなら X9900L でも十分です。
省エネ性能の違い
以下が、REGZA の「X9900L」と「X9900M」シリーズにおける 省エネ性能の主な違い です
- X9900L(65インチモデル):定格動作時消費電力約 542W、年間消費電力量 316 kWh/年、2026年度目標基準達成率 72%。
- X9900M(65インチモデル):定格動作時消費電力約 390W、年間消費電力量 173 kWh/年、2026年度目標基準達成率 91%。
X9900M の方が 消費電力・年間消費電力量ともに低めです。
省エネ基準達成率で見ても、X9900M がより優れた数値を示しています。
なので、「省エネ性能を重視するなら X9900M を選んだ方が良い」と言えます。
操作性の違い
REGZAの X9900L と X9900M の「操作性」における主な違いを調査しました。
共通の操作性要素
- 両モデルともに「高速レグザ番組表」や「見たいネット動画へワンタッチ」の「新レグザリモコン」などを備えており、日常の操作が快適です。
- 録画機能(タイムシフトマシン)やネット動画連携、スマート機能(音声操作・スマートスピーカー連携など)も両機に実装されています。
操作性の違い
- 視聴位置・環境センサーによる最適化:「レグザセンシング」によるミリ波レーダー検知機能が X9900M に搭載されており、視聴者の位置や視聴環境をもとに映像・音響を自動調整。操作を意識せず環境が整いやすい仕組みです。
- ゲーム・快適操作モードの切り替え:X9900M では「ゲームセレクト」などのモード選択機能があり、ジャンルに合わせた画質/操作性の最適化が行えます。
- ユーザーインターフェースの進化や機能追加:X9900Mでは録画番組のジャンル別表示やタレント出演シーン抽出など「見たい番組を探しやすくする」操作性向上機能が強化されています。
もし「リモコン操作」「動画配信ボタン」「録画番組の探しやすさ」など日常的な操作性を重視されるなら、X9900Lも十分高性能ですが、
「視聴環境が変わる」「ゲームをよく使う」「録画大量で番組探しが多い」といった使い方をされるなら、X9900Mのほうが操作性・使い勝手ともに一歩進んでいます。
価格の違い
- 65X9900L(65インチ/旧モデル)= 新品最安値で 約 ¥298,000~¥417,000 程度。
- 65X9900M(65インチ/新モデル)= 新品最安値で 約 ¥298,000~¥338,000 程度。
※両モデルとも「オープン価格」表示のため、流通チャネル・在庫・時期によって実売価格が大きく変動します。
REGZAの9900Lと9900Mはどっちがいい?
初期費用を抑えて4Kテレビを楽しみたい人にはREGZAの9900Lがおすすめ
おすすめポイント
- 「有機ELパネル+レグザエンジン ZRα」を搭載しており、ハイエンドクオリティの画質を実現。
- 4K120Hz入力・HDMI2.1準拠など、ゲーム・動画視聴にも対応する仕様。
- 発売から時間が経ち、「生産終了/在庫限り」モデルであるため価格が落ちており、性能と価格のバランスが良くなっている。
- 「タイムシフトマシン」録画機能や高音質スピーカー(10 ユニット/90W)など、付加機能も充実。
「価格を抑えつつも高画質4Kテレビを求める」という方にはX9900Lが非常にバランスの取れた選択肢と言えます。
映像・音響に高機能を求める人にはREGZAの9900Mがおすすめ
以下が、「REGZA X9900M」を映像・音響重視でおすすめする理由です。
映像・画質面の優位点
- 新開発の 4K有機ELパネルモジュール を搭載し、黒の引き締めや高コントラストが強化されています。
- 映像処理エンジン「REGZAエンジン ZRα」が搭載され、「AIナチュラルフォーカステクノロジーPRO」や「ナチュラルフェイストーンPRO」「アニメビューティPRO」など高画質機能がさらに進化しています。
- 視聴者の位置を検知する レグザセンシング(ミリ波レーダー) によって、環境・位置に応じて画質・音質の最適化が行われます。
- HDR10+、Dolby Vision IQなど複数のHDRフォーマット対応で、映画鑑賞やハイエンド動画視聴に適しています。
音響面の優位点
- 音響システム「重低音立体音響システム XHR」を採用。スピーカー10基/合計出力90Wを備え、トップツィーター・サイドツィーターによる音の広がり・定位感が強化されています。
- ハイレゾオーディオ再生や、音声圧縮時に失われた倍音を再生する「レグザサウンドリマスター」など、音質補正技術も豊富です。
- 視聴位置・環境センサー(レグザセンシング)により、音響の最適化も自動で行われ、臨場感・音場感を高めています。
映像・音響ともに「こだわり」を持って楽しみたい方には、X9900M が 明確に進化版としておすすめです。
- 映画・ライブ・スポーツ・ゲームなど、画・音ともに高いクオリティを求める人
- 視聴環境・視聴位置が様々で、環境に応じて最適化したい人
- 未来志向で長く使えるテレビを探している人
こういった方には、X9900M の性能がしっかり活きます。
REGZAの9900Lと9900Mのレビューは?
REGZAの9900Lのレビューは?
- 「画質が素晴らしい。地デジやネット動画でも細部までクッキリ映る」など、映像処理エンジン「ZRα」による画質向上が好評。
- 「音もテレビ単体で迫力が出る。低音もしっかり」「スピーカー10基・90Wという仕様が体感できる」など、音響面の満足度が高いという声。
- 「タイムシフトマシンで見たい番組を後から簡単に観られる」「ネット動画へのアクセスボタンが付いたリモコンが便利」という声。
REGZAの9900Mのレビューは?
- 「画質が圧倒的に綺麗。特に暗いシーンの階調・明るいシーンの輝きが旧モデルと比べ明らかにアップしている」という声。
- 「音響がテレビ単体とは思えないくらい豊か。重低音も出て、臨場感ある音作りがされている」という声。
- 「操作性・連携性も向上。動画配信サービスのボタンが豊富で、録画機能も強力で利便性が高い」
REGZAの9900Lと9900Mの違いについて知恵袋などによくある質問4選
まとめ:
今回はレグザのREGZAの9900Lと9900Mの違いや、口コミを調査してみました。
テレビの購入を検討されている方の参考になれば幸いです。

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